パンフレットの「24時間」という言葉に気をつける

「24時間職員が常在」と書いてあるパンフレットを見れば安心だと思ってしまいます。
ですが、「介護付き有料老人ホーム」であれば、
介護職員が24時間常駐しているのは当たり前の事です。

 

問題は、常在する介護職員の人数です。
24時間対応しているのは介護福祉士なのか、
単にスタッフなのか、その人数は何人なのかを確認しましょう。

 

介護サービス以外に「24時間」を売りにしているホームもあります。
この場合、殆どが医療体制についてです。
たとえば「施設内クリニックが24時間対応しています。」とか、
「看護師が24時間対応しています。」などです。

 

「施設内クリニック」とパンフレットに記載することができるのは、
主体運営が自ら設置する医療機関である場合のみです。

 

「クリニックが24時間対応」と記載があっても、
夜間は医師に連絡を取ることができるというだけの状態かもしれません。

 

また、「看護師が24時間対応」となっていても、
夜間だけ外部の医療機関による看護業務が行われているというホームもあります。

 

看護師と介護士とではできるケアが異なります。
ですから、看護師が対応する事をアピールするパンフレットが多いのです。

 

たとえば、看護師がいないと
インシュリンの注射や経管栄養の器具の設置や洗浄など、
専門的な医療ケアをホーム内で受ける事ができません。
介護士はこれらの専門的な医療ケアができません。

 

これらの医療ケアについては、明確に線引きがされているわけではなく、
原則となっています。
血圧測定や検温、浣腸などは、介護福祉士でもすることができます。

 

しかし、夜間に介護福祉士しかいない場合で、
医療ケアや緊急の医療判断が必要な場合は看護師や協力医療機関に
電話連絡をするシステムをとっているホームが多いです。

 

連絡体制が整っていればまだ良いですが、
そうでない場合は、介護職員の判断の遅れが
入居者の生命を左右する事にもなりかねません。

 

些細な事でも、すぐに救急車を呼んでしまうというような問題もあります。
パンフレットの表記によっては、
「施設に看護師が常駐し、24時間対応している。」
と対応しているかのように取れる場合もありますが、
本当にそうなのかどうかは、確認する事が必要です。

 

パンフレットに「24時間対応」と書いてある場合は、
「誰が」、「どこで」、「どんな」対応をしてくれるのか
確認をするようにしましょう。